日本の伝統的なスポーツ4選

さて、今回は日本において「伝統的」と人々が考えているスポーツの中から、特に有名な競技を厳選して皆様にお届けしたいと思います。

1.    相撲

日本に住んでいる日本人で相撲を知らない人はいないのではないでしょうか。学校生活などでは、そこまで身近でもないですが、大会期間中はテレビでも放映されますし、多くの人が目にするスポーツであることは言うまでもありません。現代の相撲はメディアによって一般に浸透し、「娯楽」としての要素もあるように見えますが、実は神事として日本古来の神道の習いにも関係しているのです。江戸時代頃から一般庶民のもとで知られるようになったスポーツですが、現在では海を越えて幅広い力士が日本の伝統を継承しています。国際的な広まりも見せ、世界へ発信されています。

2.    柔道

相撲と違い柔道は、筆者の中学校の体育の授業で選択できたように記憶しています。今や柔道は日本だけのものではありません。世界のJudoとして幅広く知られています。日本のスポーツとしての認知がされてはいますが、オリンピック競技にもなっており、世界的な広まりを見せています。競技そのものは、投げ技固め技当身技を主体とした技法を持ったもので、柔術にもルーツを持っています。他の日本特有のスポーツとも関連しますが、ただ相手を投げたり、自身で受け身を取るだけが柔道ではありません。実際、精神の鍛錬にもなります。それらが本来柔道の目指す道といって良いでしょう。

3.    剣道

剣道も実際私が通っていた中学校では体育の授業で選択することができました。スポーツに不慣れな私ですが、高校では男子は強制的に剣道を選択させられ、スポーツ音痴でも少しは経験があります。それだけ日本の伝統武道の一つとして認知されていると言うことでしょう。柔道とは異なり、いくつかの防具を身につけて、それを持って相手と戦うと言うスタイルをとります。いかにもサムライの時代があった日本らしいスポーツだと言えるでしょう。

4.    空手道

こちらも世界で幅広く知られている武道の一つでしょう。古くは琉球王国が起源とされているので、いささか日本特有のスポーツかどうかと言うことが疑問視されることもありますが、多くの場合日本古来のものと捉えられています。空手の場合は、「」と「組手」と言うのが基本構成になります。「型」が担うのは空手における個人の基本動作の姿勢と言って良いでしょう。一方で「組手」は相手と組む際の姿勢と言えると思います。ただこれらには長い歴史があるので、それぞれで変遷していった影響で、「型」を見てみても様々な流派によって異なることもあるようです。